社会人をしながら吹奏楽をしているサラリーマンの日記です。
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今日、中国と言う国の名は日常的に耳にするようになった。
先日、その中国に私は吹奏楽の仲間と一緒に足を運んだ。行き先は、中国最大級の都市と名高い上海だ。
そこで独特の情景を醸し出す上海という都市に私は深い感銘を受けた。
中でも最も印象に残ったのは上海の街並みだ。一般的に観光名所と呼ばれる場所にも数箇所訪れた。しかし、外来客に向けて整備された観光所以上に、日常的な街並みが私の脳裏に焼きついている。
摩天楼群は街のいたる所にあり、日本の都心と比べても遜色無い。少し距離を置いた所には、高層マンションの並ぶ住宅街や大型デパートが乱立している繁華街がある。
何より、この光景の中に面影を残す古風な横町や西洋租界の建築物が、上海という街を唯一無二のものにしている。
日本のチャイナタウンやコリアンタウンの様に、意図して作られたものは無い。古い中国文化や西洋文化が自然な形で溶け込んでいる風景は、恍惚として見入ってしまう程だった。
更に夜になれば、街並みは煌々と輝くネオン街へと変貌を遂げる。そこを行き交う人々の多さもあり、その光景は圧巻だ。
100万ドルの夜景にも引けを取らないこの光景は、魔都・上海と言われる所以を感じることができた。
中国内陸地には九寨溝の様な奇跡の絶景が多く点在する。それに比べ、上海には名の知れた山紫水明の地は無いと言える。ただ、近現代の文化が入り乱れる中洋折衷の都市像も一つの奇跡だと私は思う。
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